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「Chango Walk 2015」紀行文

文 チェジェチョル

チャンゴウォーク2015 Part13 全羅道~帰国


-2015/9/18- 只今、慶尚北道 ソンジュから、全羅北道 プアン(부안)、コチャン(고창)へと移動しています。ついにナ・グムチュ先生に会います。ドライバーはお馴染み、イム スンファン兄!


-2015/9/19- プアン農楽 ナグムチュ(羅錦秋)先生にお会いしました。ほんの少しの間だったけど、スンファン兄と一緒に、皆でリンゴを食べました。とても嬉しかったです。そして、プアンから南下してコチャンに入りました。夏の常設公演を見ながら、今自分は間違いなく、韓国に居ることを実感していました。


-2015/9/20- コチャンでの二日間を終えて、スンファン兄の家に移動中です。農楽、みんなで叩いて踊って、本当に素晴らしいです。コチャン農楽団が行う北海道公演の練習をしていました。プンジャンクッ、知恵ちゃんの代わりにちょっと練習に参加しました。稲を持って踊って歌って。韓国に来て、物凄い勢いで色んなものを吸収しています。自分の故郷ソンジュ、全羅道コチャン、そして釜山からの道のり。韓国の大地に抱かれている心持ちです。 有り難いです。


-2015/9/22- チャンゴウォーク2015のゴール後、立て続いていた韓国旅行も、いよいよ最後です。22日は東北三大祭り(11月)に出演する「トブロン農楽団」の練習をソウルで行いました。スンファン兄を中心に集まった若き農楽士達。本当に素晴らしいマインドで、音と踊りで会話を楽しんでいます。日頃一人で叩き続けている自分にとっては、スペシャルオーケストラのように感じました。リズムと踊り、それぞれの個性が光るその渦の中にいると「何か味付けしようかな〜」という気持ちよりも「皆、どんどん遊んでね〜」という気持ちが膨らんで来ます。ソロで叩く事と、チームで叩く事。 どっちも最高に楽しいです。


-2015/9/25- 昨日「チャンゴウォーク2015」を終えて日本に帰国しました。無事に、そして無傷で帰って来れました。感謝です。 飛行機は、やっぱりとっても早かったです。自宅に着いて、ご飯を食べて、そのまま寝て、パッと目を覚ました深夜2時。明かりの消えた部屋を見渡して「どこかで見た事があるような景色だなぁ〜 チャンゴ積んであるな〜 自分の家になんだか似てるなぁ〜」と寝ぼけた脳が「ここは、家だ!」と、自宅に帰って来た事を実感するまでの数十秒。チャンゴウォークのこれまでの経験が、一挙に頭の中を駆け巡ったような、そんな気がしました。 東京〜京都(2009年)、 京都〜博多(2010年)、 東京〜大阪〜博多〜釜山〜星州(2015) リズムのルーツを目指して先ず一歩を踏み出した2009年。 繰り返し、一打一歩を積み重ねて、本当に韓国まで辿り着いて、父方祖父の故郷 ソンジュ星州を訪ねる事が出来ました。

星が降り注ぐ土地、ソンジュ「星州」。 セジョン王の子供達の、胎とへその緒を祀った世宗大王子胎室が在りました。土地のエネルギーが満ちている場所。そこが、自分の故郷 ソンジュでした。この6年間、色んな人達と知り合い、そして沢山の応援と助けをしてもらいました。そして、チャンゴウォークに対する自分の思いも変化して行きました。09年にスタートを切った後「この道は韓国までつながっているんだ!」と自分で言葉にしつつも、どこかで「本当に行けるか?」と自分自身、疑う所もありました。 時が経つにつれて、韓国の農楽の兄ら、日本の在日コリアンのチャンゴ叩きの方々、そして日本の仲間や先輩や応援して下さる人に出会うことで、2015年、本当に韓国の国内でチャンゴを叩いて歩くことが出来ました。自分一人じゃどうにも出来ないことも、すこしずつ時間を掛け、人と一緒に道を作って行きました。本当に、本当に有難いです。韓国と日本の山並みの違い。受ける思いの違い。そして、丸く一つになれるもの。ものすごく大切だと思いました。 チャンゴウォークに関わってくださった皆に心からの感謝を伝えます。ありがとうございました!


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